バンド活動において大事なこと/アンドロメルト本田唯 トークイベント(2016.2.28)

2016年2月28日、リーダーミーティングにてアンドロメルトのベーシスト本田唯さんをゲストに迎えトークイベントを行いました。

バンドマンとして大事なことをご自身の経験も含めてお話してくださいました。

(ゲスト)

・アンドロメルト ベーシスト 本田唯(プロフィール

(MC)

・音楽活動戦略コンサルタント 大関勇気(プロフィール

12439381_1683468475266723_5962062922048793010_n

バンド活動において大事なこと

 

MC:大関勇気(以下:大関)「バンドマンの本田さんに、まずこれから伺いますね。バンド活動において大事なこととは何でしょうか?」

本田唯(以下:本田)「そうですね。いろいろあると思うんですけど、駆け出しのころ、始めたとき、すごく大事になるのが、内側の人間関係が健全かどうか。

これ、けっこう出来ているようで、出来ていないバンドが多いのかなって気がしてて。

基本的なことなんですけど、ちゃんと自分の意見が言えるか、メンバーの意見を聞けてるか、メンバーをリスペクトしているか、あとときどきいますけど、メンバーを見下していないか。

バンドを始めると、最初につまづくのが、お客さんが増えないとか、お金がないとか、いろいろ問題が出てくるんですけど、そこでちゃんと話合える、コミュニケーションがとれる人間関係かどうか。

じゃあ、「この状況なんとかしようぜ」っていうのが内面的なのか、表面的だけなのかで、後々変わってきちゃうと思うんですよね」

大関「そういう意味では、現在のアンドロメルトは、ベースとドラムとピアノボーカルという3人編成ですけど、もともとギターがいて脱退することになって、そうした方向性が固まったのは、話し合いで決まっていたんですか?」

本田「話し合いのものとですね。

サポートギターを入れようかどうかもメンバーですごいディスカッションしたんですけど」

大関「そうですよね。そういうことも考えますよね」

本田「そういう時期もあったんですけど、3人で出なきゃいけないっていう状況が、去年の7月、8月ぐらいのライブがそういう状況だったんですけど、意外と3人でいけるんじゃないって。

まとまりはなかったんですけど。ギターが抜けてアレンジしてる段階なので。

ただ、なんかすごい面白いことが出来そうな気がしたんですよね。

だから、これギター入れないで3人でやっちゃおうって、行きつきましたね」

大関「バンドのサウンドでギターがいないというのは難しい結論だと思いますけど」

本田「あの~、ベースが頑張ればいけるんじゃないかと(笑)」

大関「あはは(笑)そうですね。確かによく動きますよね」

本田「本当ですよ。それが何か逆にすごい刺激的だったんですよね。

それこそ、15年以上ベース弾いてきて、こんなのやること絶対ないと思っていることばっかり起こっているので、それが個人の、ベーシストとしての活動にも実はすごい刺激を受けている気がしますね」

 

良いライブとは

 

大関「なるほど。ところで、現在は、アンドロメルトでライブ活動をしていますが、良いライブとは、本田さんはどう思いますか?」

本田「これって、たぶんすごく感覚的な言い方になると思うんですけど、お客さんに刺さったか、お客さんが楽しんでたかっていうのが基準になってると思うんですよね。

昔、僕、ライブのとき、けっこう一人で暴れてて、めちゃめちゃ気持ちよくて、あー今日気持ちよかったなって、やってたんですね」

大関「爆音で?」

本田「爆音でしたね。でもその時に全然CDが売れなくて、“なんだこれ”っていうのがあって。

特に最近のアンドロメルトのライブのときもそうなんですけど、はっきり言って、ライブやっててしんどいんですよ。音のスイッチングもしなきゃいけないし、ドラムと鍵盤は構えていますからステージングも僕がいかなきゃいけないし」

大関「あっ、動きは本田さんしかいないんですね」

本田「そうなんですよ。だからそれに気づいた時から、何かスイッチングがミスらずに上手くいった時でも、意外とお客さんのアンケートにも「良かったです」って一言書いてあるぐらいで、CDの売上とかもないんですけど。

去年の10月ぐらいから大阪とかにツアーに行き始めたんですけど、ちょうどそのときですかね、スイッチングだったりステージだったり内側の大変なことってありますけど、初めてバンドとして外に“バン”ってエネルギーが向かった感覚があったんですよね。

その時にCDがすごい売れたんですよね」

大関「ほお~、感覚ですね」

本田「そうですね。これが良いライブなのかな。どうしても感覚的な話になると思うんですけど。

ただ、お客さんの反応をバロメーターにするためにアンケートをとったりだとかもあると思うんですけど。

そこで、“良いライブ”=“お客さんに届いたライブ”っていうバロメータになるので、それで後でメンバー同士でディスカッションしながらライブのDVDを見てみると良いと思いますけど、全然違うんですよね。CDが売れたライブと何にも反応がなかった時のライブって」

大関「後で、比較して見たりもするんですか」

本田「見ます。やっぱり全然違います」

大関「確かに、違いを確認するのは大事なことですね」

本田「そうですね」

 

ライブハウスを選ぶポイントは?

 

大関「先ほど、大阪にライブに行ったという話も出ましたが、東京のバンドが関西の情報ってないですよね。それこそ下北沢や渋谷にもライブハウスがいっぱいあって、どこに出ればいいかわからないと思うんですけど、ライブハウスを選ぶポイントってあるんですか?」

本田「そうでね。まずは内装がかっこいいかとか。

意外とこれ、実は後になって大事だなと思うんですけど、結構バンドのコンセプトとライブハウスの雰囲気がマッチすると、それだけで、そこでやってたらお客さんが増えたりっていうのもあったりしますし。

あとは、一番最初の段階っていうのは、出てみないとわからないっていうのもあるんですけども、いくつかライブハウスを当たっていって、選ぶポイントはいくつかありますよね。

ステージの音が良い、スタッフさんが暖かい、ノルマを交渉すれば下げてくれるとか、いろいろあると思うんですけど、そこから、自分たちの拠点を決めて、“ツアー行きたい”とかってブッキングの方とか店長さんに相談すると紹介状書いてくれたりもするので、そこから脈が出来たりもしますよね」

大関「なるほど。最近、僕が思うのが、関西のバンドが熱いというかデビューするバンドも関西のバンドが多いなと思うんですけど、そのきっかけになっているのがミナミホイールっていうフェスがあって、そこを目指してインディーズバンドがこのライブハウスに出て、サーキットを登っていこうみたいな目標というか一つの指針あるのかなと。逆に、東京はどうすればいいのかなと悩んでいるバンドマンが多いのかなと」

本田「そうですね。たぶん、手段が溢れて過ぎている気がして、東京って。選択肢も無限にある気がして、それこそアーティスト次第になってくるんでしょうね。

僕らも、初期のときは拘っていて、まずは、東京を落としてからじゃないと関西に行かなきゃダメなんだと、関西落としてからじゃないと全国に行かなきゃダメなんだ、全国落としてからじゃないと海外へ行かなきゃダメなんだと、地球を落としてからじゃないと宇宙に行かなきゃダメなんだと(笑)」

大関「あははは(笑)」

12803021_1683468535266717_2824315455608877857_n

本田「すみません、冗談ですけど。(笑)

でも、一回その発想を取っ払ってみようと思って。

ちょうど、3人編成になったときに、もう東京落とすとか言ってないで、それこそミナミホイール、あと名古屋のサカエスプリングを目指そうって話になって」

大関「そうですね。そういう広い視野でやっていくのっていいですよね」

本田「はい。頑張ります」

大関「これからのご活躍も楽しみにしています。ありがとうございました」

12800386_1683468735266697_4310641732283160491_n

実は4年前にリーダーミーティングに参加してくれた本田さん、改めて対談させていただくと熱い話を伺うことができました。

自分の音楽をどうやって伝えていくか、出来ることはがむしゃらにやっていくし、どんなことでも興味を持ち、自分に吸収できることはないかとストイックに追及する姿勢は刺激となりました。

参加者からも「現場の生の話が聞けて面白かった」「プロの表現に関する考え方が聞けて良かった」など本田さんの魅力に引き込まれていたようです。

ありがとうございました。

 

関連記事

  1. 対談「リーダーミーティングとは?」音楽活動戦略コンサルタント大関…
  2. 音楽を職業にしたい人へ/オフィス樋口代表 サウンドディレクター …
  3. やりたい音楽と売れる音楽どっちをやるべき?/オフィス樋口代表 サ…
  4. これからの音楽活動の形について/音楽プロデューサー・スティーヴ小…
  5. 音楽を職業にするのは大変ですか?/ファン集客プロデューサー ヤタ…
  6. 志とは?/志ぶや音楽事務所 トークイベント(2016.6.26)…
  7. 2015.11.23リーダーミーティング パネルディスカッション…
  8. やりたい音楽と売れる音楽どっちをやるべき?/ファン集客プロデュー…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

PAGE TOP