2016年4月29日、リーダーミーティングにて音楽制作会社オフィス樋口代表のサウンドディレクター樋口聖典さんをゲストに迎えトークイベントを行いました。
音楽制作の道で、音楽を職業としている樋口聖典さんに、音楽を職業にすることをリアルに伝えていただきました。
プロを目指す、若いクリエイターやアーティストにとって、刺激となるお話をありがとうございました。
(ゲスト)
・オフィス樋口代表 サウンドディレクター 樋口聖典(プロフィールはコチラ)
(MC)
・音楽撮影プロデューサー宮原那由太(プロフィールはコチラ)
やりたい音楽と売れる音楽どっちをやるべき?
MC:宮原那由太(以下:宮原)「自分がやりたい音楽と売れるというか求められている音楽のどっちをやっていくべきなんだろうか気になる人っていると思うんですね。いかがでしょうか?」
樋口聖典(以下:樋口)「これは職業にするとしてってことですか?」
宮原「そうですね。職業にしたいと思っている人が、どっちの方向に進んで行こうかという判断材料になればと思いまして」
樋口「僕は、クライアントの発注を叶えるために存在していると思っていて。
僕ははっきり言って、やりたい音楽がないので。音楽そんなに好きじゃないので。(笑)
売れる音楽を作ってるともそんなに思ってないですし、需要があるから作ってるんですよね。僕の音楽制作の立場で言うと。
これって、元も子もない話をすると、人によるし、立場によると思うんですよね。
例えば、甲本ヒロトさんが売れる音楽をやろうと思っていたらあんなに売れていないと思うし、小室哲哉さんがやりたい音楽しかやらないって言っていたらあんなに売れていないと思うんですよね。
所属しているアーティストって、見方を変えれればサラリーマンと一緒じゃないですか。だったら、やりたい音楽よりも会社の利益のために売れる音楽をやらないとって思いますし、インディーズで自分でファンをつけているアーティストなら、やりたい音楽をやっているっていうことの方が、ファンとの関係性も深まると思いますし。あと性格もありますよね。やりたい音楽しか出来ない人もいるだろうし、売れる音楽を作ることが出来る人もいると思うので、これって答えがなくて、人それぞれが自分で決めることしかないのかなって思います」
宮原「なるほど。ありがとうございます」
(後編「音楽を職業にしたい人へ」につづく)
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