集める集客・集まる集客
集客に悩む人は多い。そこで今回は集客の考え方について触れる。
集客には、集めるか、集まるかの2通りがあるということを知っておこう。
ほとんどが集める集客に走ってしまっているのではと相談を受ける中でも感じるので、集まる集客についても知ってほしい。
集める集客
集める集客をするならば、リストと階層分けで決まる。
つまりは出会いの数に集客の数が比例する。
当然、出会ってなければ集めることはできない。
ここでの出会いとは、直接会うといった対面だけに限らず、SNSでのフォロワーなどネット上での出会いや情報発信を相手が受信しているという状態までも含める。
そうした出会いのリストに対してアプローチして集客する。
基本的にはメルマガが主流だろう。他にLINEやSNSなども活用している人も多いだろう。
また、DMなどを送る際に、どこにアプローチするのか階層分けした方がいい。
階層分けとは以下のような状態である。
●A郡・・・いつも来てくれるファン、情報発信をみてリアクションしてくれる人たち
●B郡・・・誘ったら来てくれる。自分から情報を取りにいくほどではないが、歓迎的な人たち
●C郡・・・1回だけ来てくれた人たち。次はないかもしれない。
●D郡・・・まだ1回も来てない。SNSでつながっている程度の人たち
この4郡のうちのどこにアプローチするかを考えてみよう。
A郡は自分が情報発信していれば来てくれる。
誘うならB郡だろう。B郡がDMの対象となり、特に力を入れたい階層である。
C郡、D郡は、情報発信を通して興味をもってもらうまではダイレクトアプローチは控えた方がいい。無理に誘って嫌がられないためだ。
ライブをやっても来ないというのは、まず誘っているかどうかだ。
もちろん、A郡が多い方がいいに越したことはない。
A郡を増やすことに注力しながらも、集める集客をするときには、どこにアプローチするかを考えるといいだろう。
結論として、集める集客をやるならばリストの数が勝負になる。
集客の法則
補足として、集客の法則について触れておく。
出会い ⇒ 認知 ⇒ 興味 ⇒ 聞く・買う
上図はそれをもっと詳しくしたもの。
人は、興味を持って調べて良いと思って、初めて行動に移す。
また、聞く・買うなどの行動は相手が決めること。どんなに良いものであっても、相手の好みにもよるため人によっては離れていく。
このことをコントロールできない。(赤字の部分)
出会いは作れる。自分から会いにいけばいい。
だが、興味から先はコントロールできない。
よって出会った数よりも興味を持ってくれる数は少なくなる。
このことを理解したうえで、リストと階層分けによる集める集客に取り組もう。
集まる集客
集まる場所、集まるモノ、集まる人と組むというものだ。
フェスの出演がそうである。人が集まっている所に行くということだ。
だからといって、集められないから組もうと提案しても、ただのわがままで終わってしまう。
自分のスキル、知識、経験、仲間という資源があってコラボできる。
例えば、この地域の出身で、この地域を盛り上げたいという気持ちがあって、地域の人に提案ができれば、町内会のお祭りのステージを任してもらえるかもしれない。
アーティストのブッキング、機材搬入など、予算をもらいイベント制作という仕事として受注できる。
町内会の人がイベントに詳しくなければ、なおさら頼られるだろう。
他に、企業とコラボするなら、商品のPRソングを作ることもできる。企業のイベントに呼んでもらえるかもしれない。
母校での卒業生のライブやワークショップなどもある。
集まる集客のポイント
では、どうやったら集まる集客を可能にするだろうか。
それは、ずばり応援することだ。
集まる人、集まる場所で成功するポイントは応援することだ。
その地域、場所、ものを応援すること。
そうすることでコラボが生まれる。
そうした接点を作っていくことで、広がりを作ることができる。
以上のように集客には集める集客と集まる集客がある。
集まる集客をしながらファンを増やし、自分の企画やワンマンライブなどの際に集める集客をするという流れを作っていくといい。
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